Classic Revival Gate -glänzend-

Revival Gate の中の人による、夢がいっぱいフリルいっぱいなメモ帳。話題はアニメや漫画やネットなど。

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2008-06-11 07:16
もう3日前の話ではありますが、秋葉原の事件は純粋に残念。ニュースの犯人に関する説明をいろいろ見ていますが、静岡から来たなら左手に樹海があるのだからそっちにトラックで突っ込めばよかったし、あるいは会社に不満があったのならせめてその会社にトラックで突っ込むならばまだ筋としては納得できたのに、なんでわざわざ秋葉原をセレクトしてそこでトラックとナイフで殺戮をせざるを得なかったのかがさっぱり理解できずにいます。
これは特に気になった記事。

2008年6月10日12時22分

警視庁は10日、事件の被害者の救護にかかわった人に、B型肝炎感染のおそれがあるとして、万世橋署(03・3257・0110)に速やかに連絡するよう呼びかけた。被害者の1人がB型肝炎のためで、医療機関で血液検査をする必要があるとしている。

救護した人に血液検査呼びかけ 警視庁「感染の恐れ」 - asahi.com
血液検査の話。

未だに血液検査会社で契約として働いているので、救命活動の映像を職場のテレビで見ながら「素手でこんなに傷口あたりを触って大丈夫なのかね」と技師の人とテレビ見ながら心配していたのですけれども、こうなってしまったのは残念ですね。医療関係にあっては肝炎の感染防止が非常に日常的なテーマで、暴露時の対処法なんかもマニュアル化されてます。

この場合、どの被害者の血液に触れた人だろうと検査する必要はもちろんあるものの、HBV 感染してから少なくとも1~3ヶ月(望ましくはそれ以上)は待たないと HBs 抗原検査(=感染確認)してもあまり意味がないので、抗体検査と(抗体検査で陰性だった場合の)免疫グロブリンの投与しかできません。しかしテレビでは感染防止のために~というの話をしてましたけど、事件が起きたのが6月8日12時でこの情報が流れたのが10日の12時だと既に丸2日以上経ってしまっているので、免疫グロブリンの効果はもうほとんどなくなってしまっています。感染阻止の段階はほとんど終わっていますから、そういう意味で、この警察の情報はほとんど情報としては手遅れに近いです。

もちろん B 型肝炎は処置すれば助かりますし、完治しますし、場合によっては症状すら出ずに終わることもあります。 B 型肝炎が治らない上に他人に簡単に感染すると思い込んでいる人がいますけれど、今はそんなことは全くないはずです。あと、こういった事件を含めたどういった事情があるにしても、 B 型肝炎や C 型肝炎に感染した可能性がある場合、保健所に行けば大抵は無料で血液検査をしてもらえます。病院でも保険利きます。点数もそんなに高くなかったと記憶してます。事故などで血液に触れたことがある方は行っておくと良いと思います。

もっとも、だいたい1つの40人クラスに1人くらいの割合で肝炎患者は存在しているので、15人近くの血液がナイフを通じて「交換」された事情と B 型肝炎の高い感染力を考慮すれば、こういう(しかも1本のナイフを次々と刺していくような)事件で救護活動に携わって血液に触れた人全員に免疫グロブリンを投与を検討してもよかったのではないかと考える次第です。あれ結構値段は高いのですけれど、抗体検査も即日で結果出す方法があるわけで、こういう場合には二次感染防止という観点からも警察や消防が率先して打たせるようにしたほうがいいんじゃないですかね。

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